京都で紫陽花の名所と言えば、宇治市にある三室戸寺。広大なあじさい園が毎年6月に開園し、見頃を迎える中旬頃には夜間ライトアップも実施されます。三室戸寺のあじさい園は、年によって育てる品種が異なったりすることもあり、これまでに少なくとも3回は訪問しています。ちょうど梅雨にあたるこの時期、
小雨が降る日や雨上がりのタイミングを選んで撮影すると、水で濡れた紫陽花は、一層鮮やかに映ります。
三室戸寺 山門の下に広がるあじさい園
三室戸寺に到着後、拝観受付を済ませて、参道の先にある朱色の山門付近から右手を見下ろすと、あじさい園が一面に広がります。実際の訪問時は、本堂に立ち寄って、蓮を鑑賞してからあじさい園に向かいました。あじさい園に降りると、まず見えてくるのが、山門の下に色鮮やかに紫陽花が広がる光景です。
山門の下に広がる紫陽花ブルー。
少し奥に進むと、ピンクや紫の紫陽花が増えてきます。この頃から小雨が降ってきて、紫陽花が水滴で潤い始めます。
カラフルな紫陽花に囲まれる頃には、いよいよ花や葉っぱに水滴が目立つようになってきました。
ただし、あじさい園は雨で濡れたら、ぬかるみが出来る場所があるので注意が必要です。
また、傘を差しながらの撮影は周囲に気を配りながら、カメラ機材が濡れないようにカメラ専用のレインカバーも必需品です。
水滴で潤う紫陽花 接写撮影
さて、ここからが雨の紫陽花撮影の本番です。通常、花の撮影は雨の日は撮り辛いものですが、花がしっかり咲く紫陽花の場合、水滴の重みに花が負けるわけではなく、むしろ梅雨に咲く花らしく水滴で潤う姿が可憐に映ります。
ガクアジサイも、雫が滴ります。
目を凝らして撮影していると、2色が混ざり合った紫陽花を発見。
無事に見つけたハート型の紫陽花も水滴で潤っています。
三室戸寺へのアクセス
三室戸寺の最寄り駅は、京阪宇治線の三室戸駅で、駅から三室戸寺の参道入口まで徒歩約15分。
ただし京阪宇治線に乗るためにはどこかで乗り換え必須です。
京都方面、大阪方面どちらからも、京阪本線に乗ることが出来れば、中書島駅で京阪宇治線へ乗り換え。
京都駅や奈良方面からであれば、JR奈良線の黄檗駅で乗り換え、
京都市内からの場合は京都市営地下鉄の六地蔵駅で乗り換えるという方法もあります。
ちなみにJR宇治駅からだと、三室戸寺の参道入口まで徒歩約30分。宇治観光しながら歩けなくはないですが、少し遠いですし、雨の日に行くなら、さらに遠く感じそうです。
車の場合、三室戸寺の目の前に時間貸し駐車場(コインパーキング)がありますが、三室戸寺の人気が高まるとともに特に土日祝は駐車待ちの車が列を作ります。また、駐車料金も高騰しており、2024年6月調べで2時間で1000円。また、駐車場へ入るまでのルートも、大きく迂回を強いられる場合がありますので、現地の指示に従う必要があります。