死ぬまでに一度は見ておきたい日本の絶景スポットとして脚光を浴びているネモフィラの丘。国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」では、一面を埋め尽くすネモフィラが絶景で、海外からも注目を集めるまでになっています。
ただし、ネモフィラの丘を下から見上げると、ご覧のように、丘に立つ大勢の観光客が大行列を作っているかのように見えてしまいます。
これもある種、ここでしか見れない絶景が生み出した景色として捉えることもできますが、誰もいないネモフィラの丘を狙うため、開門ダッシュしたくなる気持ちも分かります。
実際に私が行ってきた日は、2015年5月3日。正午前に到着したら、もはや凄い人と車の列で、運よく臨時駐車場に比較的スムーズに駐車できましたが、入場ゲートに入るまでも長蛇の列で45分以上並びました。無事に入場できた後は、一目散にみはらしの丘を目指すも、目指す方向は皆同じでご覧の通り、大混雑。ひたち海浜公園の敷地は広大で、人の流れがあるとは言え、ネモフィラの時期は、そのほとんどの目的地がみはらしの丘になるので、あたり一面はネモフィラと大勢の観光客状態になってしまいます。1日に7万人の来場者を数えた日に撮影した写真の中に、どれほどの人が写り込んでいるのでしょうか。地面を這うように咲くネモフィラなので、7万人とは言わずとも、混雑するとどうしても人の方が目立ってしまいます。
あとで調べて分かったのですが、訪問日の来場指数は、なんと当時の過去最高記録となる76,929人だったとのこと。この記録は、翌日にすぐさま塗り替えられますが、気になったので、以後、1日の入園者数が7万人を超えた日をピックアップしてみました。
2015年5月4日(月祝)83,769人
2016年は該当なし(5/3 火祝 68,287人が最高)
2017年は以下の4日で、なんと1日に10万人を突破した日も。
4月30日(日)76,037人
5月3日(水祝)83,385人
5月4日(木祝)100,138人
5月5日(金祝)88,518人
2018年は該当なし(4/29 日祝 65,484人が最高)
2019年はゴールデンウィーク中、連日大盛況状態でした。
4月28日(日)92,721人
4月29日(月祝)79,361人
5月2日(木)75,496人
5月3日(金祝)78,477人
5月4日(土祝)73,667人
このまま行くと、2020年はどれだけの人が押し寄せるのか、記録更新もあり得ましたが、新型コロナウイルス蔓延防止措置のため休園。
コロナ後の最多入場者数を記録した日は2022年5月4日(水祝)68,084人で、2024年4月23日時点で、7万人を突破した日はまだありません。
しかし、1日の入園者数が7万人超えた日でも、人を写り込まさないようにネモフィラの丘を撮影する方法は、場所を選べば撮れる場所はあるにはあります。
青い空の下で鑑賞する青い丘は本当に絶景でした。
閉園間近までいると、夕焼けに染まるネモフィラ畑も見ることが出来ますが、やはり青空の下の方が美しいですね。
国営ひたち海浜公園のネモフィラの丘へのアクセス
国営ひたち海浜公園への車でのアクセスは、常陸那珂有料道路でひたち海浜公園ICが最寄りになります。ただし、ネモフィラが見頃時期は、交通規制が入るため、カーナビで目的地をセットしてもその通りに車を走らせることができず、なかなか駐車場に辿り着けない可能性があります。また、見晴らしの丘に最も近い海浜口駐車場は、観光バス優先になります。このため、南駐車場、西駐車場か、西口・翼のゲート付近に開設される臨時の駐車場を目指すことになります。
会場周辺の渋滞や駐車場待ちを回避するなら、JR常磐線勝田駅周辺の駐車場を利用して国営ひたち海浜公園へはバスで向かう、パークアンドライドという方法も有効です。
車以外なら、JR常磐線勝田駅や東海駅からバスを利用する方法や、ひたちなか海浜鉄道湊線の阿宇ヶ浦駅からシャトルバスを利用する方法、他にも東京駅から高速路線バスという方法もあります。
首都圏からは、国営ひたち海浜公園のネモフィラとあしかがフラワーパークの大藤まつりの2大絶景花名所を同日にまわるバスツアーも販売されています。ただし花の咲き具合によっては、見頃時期が微妙にずれる場合もあります。特にネモフィラの方が見頃が短そうですので、情報をしっかりとチェックしてから申し込みましょう。