JR日本最南端の始発終着駅 枕崎駅は、現在は2013年4月に完成した駅舎のもとで運用されています。ところが2011年8月に訪問した際は、2006年3月に旧駅舎が取り壊されて後で、駅舎もなく、ホームだけの状態でした。

枕崎駅が旧駅舎解体後のホームだけだった時代

枕崎駅が旧駅舎解体後のホームだけだった時代【撮影日:2011年8月12日】

駅舎が無い時代の枕崎駅。入り口は建物間の狭い通路でした。

枕崎駅が旧駅舎解体後のホームだけだった時代

枕崎駅が旧駅舎解体後のホームだけだった時代【撮影日:2011年8月12日】

通路を抜けるとホームに繋がります。振り返ると、枕崎駅の看板。背後にあるビビットカラーの建物は 駅舎ではなくドラッグストアの裏側という殺風景な風景。

枕崎駅で見つけた最南端執着驛の看板

枕崎駅で見つけた最南端執着驛の看板【撮影日:2011年8月12日】

最南端執着驛の看板は、最北端の稚内駅で見た同じ型ものが、枕崎駅にも設置されていました。

枕崎駅 旧駅舎の様子を伝える写真

枕崎駅 旧駅舎の様子を伝える写真【撮影日:2011年8月12日】

旧駅舎の様子は、写真として残されていました。

枕崎駅に到着したキハ47系気動車

枕崎駅に到着したキハ47系気動車【撮影日:2011年8月12日】

撮影をしていると、キハ47系気動車が到着。

枕崎駅は単式ホーム1面1線

枕崎駅は単式ホーム1面1線【撮影日:2011年8月12日】

枕崎駅は単式ホーム1面1線のため、列車の待避線などはなく、そのまま折り返し運転となります。

JR指宿枕崎線キハ47系気動車の車内と整理券発行機

JR指宿枕崎線キハ47系気動車の車内と整理券発行機【撮影日:2011年8月12日】

列車内には整理券発行機が見えます。ワンマン運転なので列車乗車時に整理券を取って、運賃は降車時に運転手に支払う運用です。

枕崎駅へのアクセス


枕崎駅はJR指宿枕崎線の終着駅です。鹿児島中央駅からの所要時間は列車なら2時間半~3時間。薩摩半島の沿岸を走り続けるためかなり時間を要します。一方、枕崎駅と鹿児島中央駅の区間は路線バス路線も走っていて、特急バスだと1時間半ほど、普通バスでも2時間ほど。路線バスの場合、内陸の国道225号線を通るため、バスの方が移動時間が短く済んでしまいます。

車やレンタカーの場合、鹿児島市以南に高速道路こそは通ってはいませんが、薩摩半島の他の観光地も巡りながら、その1つに枕崎駅も含めることができます。

とは言え、旅の工程に余裕があるのなら、JR指宿枕崎線のローカル路線を使って、指宿温泉や西大山駅を経由して開聞岳を眺めながら、終着駅へ辿り着く醍醐味を味わいところです。