京都市内に梅の名所は何か所かありますが、枝垂れ梅に限定すると、京都随一とも言えるスポットが城南宮です。
例年、2月下旬頃から咲き誇る約150本の枝垂れ梅の迫力と、緑の苔の上に落ちる椿の美しきコントラストがSNSで拡散され、ここ数年で一気に人気スポットに押し上がっています。
城南鳥居をくぐり、神苑入り口から進んだ“春の山”が枝垂れ梅の満開絶景スポットです。
どこを切り取っても、ピンクや白、赤の満開の枝垂れ梅。
通路は人で賑わっていますが、苔のエリアには足を踏み入れることはできないので、各人思い思いの梅を堪能できます。
境内は一方通行です。次々と人の波が押し寄せてくるので逆走不可。
メジロを狙って一定場所に留まる行為も難しいかもしれません。
メジロと梅の写真を撮るなら、広く構えられる場所の方が良さそうです。
奥に進むと、絶景の“落ち椿スポット”がありますのでお見逃しなく。
城南宮は梅で有名だとばかり思いきや、「しだれ梅と椿まつり」の名の通り、椿の名所でもあります。
枝垂れ梅を背景に、緑の苔に落ちた真紅の椿のコラボは、城南宮ならではの絶景です。
ところで城南宮は、平安・室町・桃山の庭園を一度に楽しめる場所でもあります。
今のところ梅の季節にしか行ったことがありませんが、他の季節に行っても楽しめそうです。
城南宮へのアクセス
城南宮には、普通車200台ほどの駐車場が用意されていますが、しだれ梅の人気スポットになった今、しだれ梅の見頃時期は開苑前の8時半ごろより満車状態になります。国道1号線、京都南IC付近とあって、周辺に渋滞を巻き起こす可能性があるので、駐車待ちの列を作ろうなら交通整備のため退散させられる可能性があります。
近鉄京都線/京都市営地下鉄の竹田駅から徒歩17分ほどなので、交通公共機関を使った方が無難です。