2018年頃、終わりかけの花を摘んで、小さな池に浮かべたことをきっかけに、カラフルな紫陽花の可憐な姿がSNSで拡散されたことで一気に有名になった大阪府池田市にある久安寺。その年はもう間に合わなかったので、2019年と2020年の2度、紫陽花の見頃がやや終わりそうな、シーズン後半時期に行ってきました。
久安寺 具足池の あじさいうかべ
駐車場に車を止めるなり、通路を通り抜け、拝観受付へ向かうまでの間に、この光景が待っていました。
久安寺の具足池に浮かべられた紫陽花。訪問時、ちょうど住職さんが紫陽花を浮かべる作業をされておりましたが、とても終わりかけの紫陽花とは思えないほど色鮮やかでフォトジェニック。
近年は、浮かべる紫陽花の数も増えているようですが、ぎっしり詰め込むよりもこれぐらいの密度の方が、水面に浮かんでいる感じが出て良いように思います。
それでも、風が吹けば紫陽花が流れて一か所に固まり、密度の濃い状態に。
群衆から離れて単独行動の紫陽花にフォーカス。
ゆらゆら流れる“あじさいうかべ”は、この形で並ぶのは一瞬だけ、と思うとますます撮り応えが出てきます。境内にまだ入っていないのに(つまりは具足池は無料エリア)、ここだけで30分ぐらい撮影していました。
久安寺 境内の紫陽花
さて、いよいよ境内に入ります。
まずは御影堂へ。建物前で見つけた紫陽花を撮影。
続いて、三十三間所堂で撮影した紫陽花。この辺りは紫の紫陽花が多かった印象です。
バン字池の周辺にも紫陽花が咲いていました。
拝観受付付近の通路も紫陽花。
楼門前は、紫陽花とともに新緑が綺麗。
2020年訪問時は、明るい望遠レンズを購入したばかりで、背景ボケを楽しみながら撮影していました。
ガクアジサイ
ここまで、久安寺ならではの紫陽花写真を公開してきましたが、紫陽花単体でも撮り応え十分でした。
特に美しく咲いていたガクアジサイを2枚ほど。
ガクアジサイは、あじさいうかべには参加できませんので、境内で咲いている姿をしっかり撮影しました。
紫陽花撮影にカタツムリも参戦
紫陽花を撮影していたら、カタツムリが参戦。
カタツムリは楼門前に咲く紫陽花に潜んでいました。
久安寺へのアクセス
久安寺は、駅から離れた場所にあるので、車かバスでの訪問になります。(参考:最寄り駅は能勢電鉄の鼓滝駅で久安寺まで約3km)
車の場合、新名神高速の箕面とどろみICが最寄りになりますが、ここから国道423号線を南下して向かうと、久安寺は右手側にあるため、混雑時などタイミングによっては右折入場が出来ない場合が考えられます。このため、池田市中心部から国道423号線を北上して向かう方が、駐車場に進入しやすいです。また、阪神高速池田線で向かう場合、利用するICは池田木部第一ICになります。間違って池田木部第二ICに行ってしまうと、どこかで方向転換が必要になるので注意が必要です。駐車場は無料で用意されていますが、約60台ほどです。
バスの場合、久安寺の目の前にバス停があります。阪急池田市駅から約20分ほどで着きます。