幅120m、高さ20m。横に広がるこの原尻の滝は、東洋のナイアガラの滝、あるいは大分のナイアガラの滝とも言われている瀑布です。滝壺から見上げると青空から豊富な水が流れ落ちているように見えますが、実はこの滝、わずか数分歩くだけで滝のすぐ上に立って滝壺を眺めることができます。
まずは滝見橋へ向かって滝の全景を見ることにします。滝見橋は木造の吊り橋で、人が歩くたびにその振動で揺れますが、数人程度であればそれほど恐怖は感じません。
滝見橋から見た原尻の滝の全景。写真では少し小さいですが、滝壺付近だけでなく、滝の上にも人の姿が見えます。
滝の上に移動してきました。先ほどの滝見橋からは階段を上り下りすることなく、同じ高さレベルで難なく移動することができます。
さらに滝の流れに近付いてみます。ここまで来れば目の前に轟く滝の水流と、滝壺を眺めることができますが、転落事故のニュースをたまに聞くので落ちないように細心の注意を払います。ちなみに右奥に見える建物は道の駅で、そこから遊歩道を使ってわずか3分ほどでこの位置です。
三脚でカメラを固定して、スローシャッターで撮影します。シャッタースピード1/2秒でこのように水の流れが糸のように描写されます。一番手前の水流の滝壺付近には、微かに虹が出来ていることをお分かりいただけますでしょうか。
遊歩道横の階段を下りて、滝壺側からも撮影します。こちらからも虹の切れ端が写りました。
ここからもスローシャッターで撮影しました。シャッタースピード4秒で白糸の滝が完成です。
原尻の滝は豪快な滝ばかりに目がいきがちですが、ふと滝壺の水を見てみると、透明感がありとても綺麗。GoProを使って、水面付近からも撮影しました。
原尻の滝へのアクセス
原尻の滝は大分県豊後大野市にあり、緒方平野の田園地帯を移動していると突如として現れます。
中九州横断道路(大野竹田道路)朝地ICから車で15分ほど。JR九州豊肥本線の緒方駅から約3km。