強力寒波が到来し、風も強かったこの日、琵琶湖の湖岸には「しぶき氷」が出現していました。「しぶき氷」とは、低外気温のもと、湖面の波しぶきが強風で飛ばされ、湖岸の草木や樹木の枝が波をかぶっては凍ることで、氷に覆われたり、氷柱が垂れる自然現象。

琵琶湖に氷のアート「しぶき氷」が出現。草津の湖岸緑地 津田江1で撮影

草津の湖岸緑地 津田江1で撮影した「しぶき氷」【撮影日:2021年1月10日】

湖岸緑地に到着すると、岩のようにもこもこ出来上がった「しぶき氷」がお出迎え。この時すでに正午を過ぎてましたが「しぶき氷」は解けずに残っていました。

琵琶湖に氷のアート「しぶき氷」が出現。草津の湖岸緑地 津田江1で撮影

草津の湖岸緑地 津田江1で撮影した「しぶき氷」【撮影日:2021年1月10日】

氷点下を記録した早朝に訪れると、このしぶきもすぐに凍ってしまうのでしょうか。

琵琶湖に氷のアート「しぶき氷」枝から垂れ下がった氷柱

琵琶湖に氷のアート「しぶき氷」枝から垂れ下がった氷柱【撮影日:2021年1月10日】

枝から垂れ下がった氷柱。

琵琶湖に氷のアート「しぶき氷」氷でコーティングされた枝

琵琶湖に氷のアート「しぶき氷」氷でコーティングされた枝【撮影日:2021年1月10日】

木の枝も、氷でコーティングされています。

琵琶湖岸緑地に出現した「しぶき氷」はまるで氷のシャンデリア

琵琶湖岸緑地に出現した「しぶき氷」はまるで氷のシャンデリア【撮影日:2021年1月10日】

湖面ぎりぎりまで近づくと、琵琶湖に向けて垂れ下がっていた「しぶき氷」はまるで氷のシャンデリア。

透明度が高い「しぶき氷」は天然のガラス細工

透明度が高い「しぶき氷」は天然のガラス細工【撮影日:2021年1月10日】

透明度が高い「しぶき氷」は天然のガラス細工。

琵琶湖湖岸で「しぶき氷」を撮影した場所


琵琶湖で「しぶき氷」が出現したとのニュースを聞きつけ、私がこの日に撮影した「しぶき氷」は、草津市の湖岸緑地 津田江1。北山田から志那1と見て回りましたが、津田江1が一番撮りごたえがありました。
琵琶湖湖岸の「しぶき氷」は1月~2月の極寒日に強風や波しぶきの条件が揃えば、彦根や長浜、奥琵琶湖などの琵琶湖北部にて観測される傾向にありますが、草津の湖岸緑地で、しかも正午過ぎまで「しぶき氷」が見れるのは、なかなか珍しいことだったのかもしれません。それでも極寒の中だったので1時間ほどの撮影が限界でした。